みなさんこんちわ。島田市のあゆみ薬局です。

この頃だいぶ気温が高くなり、日中はとても暑いですよね。特に車の運転をしているとそう思われる方はいらっしゃるのではないでしょうか?

今日は血圧と気温のお話をさせていただきます。

そもそも、なぜ気温が高いと血圧は低くなり、気温が低いと血圧は高くなるのでしょうか?

それは、体温調整に深く関わっています。春から夏の気温が高い季節は体の熱を放出しようとして、血管が広がり、血の流れが良くなることで血圧が下がります。秋から冬の気温が低い季節は、その逆になります。寒さによる血管の縮小、血圧を上げることで体温を維持しようする体の働きが原因と考えられています。もちろん、運動不足や塩分の多い食事が増えることも高血圧の理由となります。

普段から血圧が高いのに、この季節になると血圧が安定する患者さんは当薬局にも多くいらっしゃいますが、それは一概に改善されたからという理由ではなく、このような気温と血圧の関係があるからという理由でもあります。

服用するお薬が減ったり、規格が小さくなるのは血圧を下げ過ぎないようにするためでもあります。

あゆみ薬局では、ニフェジピン、オルメサルタン、イルベサルタンなど様々な血圧を下げる作用のあるお薬を医師の診断と共に、患者さん自身の体調を見て投薬しております。

この季節になると血圧についてのご質問を患者様から多くいただいております。

少しでもみなさまのためになる情報を挙げていければと思います。

次回は、血圧の変動を防ぐポイントなども含めたお話をできればと思います。


以下、今日の例であげたお薬の簡単な説明になります。

一般名:ニフェジピン 先発薬品名:アダラート 後発薬品名:ニフェジピン錠「日医工」「サワイ」「NP」など

簡易説明

血圧を下げたり、狭心症の症状を改善。カルシウム拮抗薬と呼ばれ、心臓に酸素や栄養をおくる冠血管や、末梢血管を拡げます。カルシウム拮抗薬の中では最も降圧効果が高く、他のカルシウム拮抗薬での降圧効果が不十分のときに使用します。


一般名:オルメサルタンメドキソミル 先発薬品名:オルメテック 後発薬品名:オルメサルタン「アメル」「DSEP」など

簡易説明

血圧を下げたり、他のお薬と併用して心臓の働きを助けるお薬。アンジオテンシン受容体拮抗薬と呼ばれ、末梢の血管を拡げて血圧を下げます。早く強い降圧効果が得られます。


一般名:イルベサルタン 先発薬品名:イルベタン、アバプロ 後発薬品名:イルベサルタン「トーワ」「サワイ」など

簡易説明

血圧を下げたり、他のお薬と併用して心臓の働きを助けるお薬。アンジオテンシン受容体拮抗薬と呼ばれ、末梢の血管を拡げて血圧を下げます。降圧効果は比較的マイルドになります。


アンジオテンシン受容体拮抗薬での降圧作用はアジルサルタン>オルメサルタン>テルミサルタン>カンデサルタン>ロサルタン>イルベサルタン>バルサルタンの順番に強いとされています。

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